右側の肩こりと腹と背中が痛い

右側の肩が痛くなり、肋骨の下やみぞおち、そして背中や肩甲骨の下が痛くなる。痛くなったり治まったりをするけれど食後に痛くなったりするのは、ただの肩こりではなく胆嚢炎、胆石症かもしれません。

胆嚢炎・胆石症の危険信号で肩こりの症状

肩こりだけでなく黄疸がでたり、右の肋骨の下やみぞおちが痛くなったり、背中や肩甲骨の下が鈍い痛みがしたりすると胆嚢炎・胆石症の可能性があります。胆石は肝臓から分泌される胆汁が固まったものですが、胆石症の痛みは人によりさまざまでチョット重い感じのものから鈍痛、激痛まであり緊急手術が必要なものまであります。また食後1時間後ぐらいから右側に痛みを生じ、吐き気などが伴う場合も胆石症の可能性があります。

スグに病院で診察してもらおう

注意して欲しいことは胆嚢炎・胆石症が発症すると肩こりが起こるという意味ではありません。胆嚢炎・胆石症の発生を知らせるシグナルとして身体に肩こりの症状として出てくる可能性があるということです。胆石症は自覚症状があまりなくても全体の10%ほどが胆石症になっているという説もあり、また女性に多く見られる病気です。胆石症が悪化し胆嚢炎になると手術をする可能性が高くなり、また場合によっては胆嚢を摘出するケースもありますから、肩こりをはじめ胆石症の兆候が見られるのなら、どちらにしても急ぎ内科の診断を受けてください。

胆嚢炎・胆石症とは

胆石症とは肝臓から分泌される胆汁が固まったもので発症する病気ですが、胆嚢炎は胆石症や細菌感染などにより胆嚢に炎症が起こる病気です。胆嚢炎の殆どが胆石症によるものです。胆嚢炎の症状が進むと手術が必要になりますし、胆嚢ガンと同等の処置、例えば胆嚢摘出手術などをする可能性もあります。

最新(更新)記事

胃潰瘍による肩こり - 肩こり要因のひとつである胃潰瘍の対策と治療について。思わぬ病気の前兆やきっかけであることも多い。ストレスなどと安易に考えずに医師による治療が必要。

肩こりと胸郭出口症候群の症状 - 肩こりだけでなく、手もしびれるようになってきた。肩を上げたり、腕を上げると、手の痺れが止まるなら、胸郭出口症候群かもしれません。

十二指腸潰瘍で肩こり - 空腹時や夜間の腹痛と肩こりの症状の原因は十二指腸潰瘍の可能性があります。ただし自己判断は禁物。その他の疾病の可能性も高い。必ず医師の診察を受けよう。

眼瞼下垂症で肩こり - 身体の関節などに異常がないのに、つらい肩こりの症状がある原因は眼瞼下垂症かもしれません。眼科での診察が必要。ときに手術が必要となることも。

子宮内膜症で肩こり - 子宮内膜症になると、肩こり、頭痛、腰痛などを伴う激しい月経痛がだんだんひどくなっていきます。子宮内膜症の症状、検査、手術とは?不妊との関係は?妊娠、出産の可能性は?

胸郭出口症候群による肩こり - 胸郭出口症候群が原因により、肩こりが生じることがあります。胸郭出口症候群が起こる原因は?対策はあるのでしょうか?

髄膜炎で肩こり - 首がコチコチに硬くなり、後頭部に頭痛があり、熱があるときは、ただの肩こりではなく、髄膜炎かもしれません。髄膜炎による肩こりの症状とは?

頭痛で肩こり - 肩こりで悩んでいる方の多くは、頭痛を感じている方も多い。肩こりの原因は?対処法は?その場の対処だけして、肩こりのまま慢性化していても問題ないのでしょうか?

肩こり治療の初診料 - 肩こり治療の初診料が病院によって違うことを知っていましたか?整形外科や肩こり外来へ行く際の参考にしてくださいね。

顎関節症で肩こり - 肩こりに悩まされていて、アゴのあたりに痛みや不自然さがあるとき、もしかしたら顎関節症かもしれません。顎関節症が原因による肩こりの症状とは?

カテゴリ

原因と対策

肩こりの原因が何らかの病気に起因するケースと運動不足など生活環境で肩こりになっているケースもあると分かっていても、一時的ではなク完全に回復するとは限らない。肩こりを解消するために肩こりの原因と対策を探る。

治療

肩こり治療の方法はさまざまですが、肩こり外来や整形外科、整体、鍼灸、漢方などの医療から診察の受け方まで、私自身の体験談だけでなく家族、友人、知人の体験談などの情報です。

症状

肩こりの症状はさまざまで肩以外の身体の部分に痛みを伴うものが多く、肩こりが何か別の病気の危険信号やメッセージであることが多い。肩こりを解消するだけでなく、肩こり以外の病気の症状にも目を向ける。

注目記事

右側の肩こりと腹と背中が痛い

左側の肩こりと胸の痛み

プロフィール

サイトのアイコン

井上

  • 好きなこと
    街並みめぐり、温泉めぐり
  • 苦手なこと
    スポーツ全般(特に球技)
  • 近況
    社交ダンスを習い始めました

ソーシャルボタン

このエントリーをはてなブックマークに追加